母校130周年式典に 出席して
 平成30年7月5日
関西鶴翔同窓会 
会員の皆様へ
 会長 斎藤 興哉 
 
  母校の鶴岡南高等学校が創立130周年を迎えたということで、7月1日(日)に挙行された創立記念式典等に出席してきました。

 南高は、「鶴翔同窓会だより」で拝見するように、毎年周年
行事を行っています。今年も、創立記念式典、歴代校歌紹介、記念講演、鶴翔同窓会総会、記念祝賀会と、一連の記念行事が盛大に行われました。私は、このような大きな周年行事はもとより、一切の母校の式典に参加したことがありません。実は、高校2年在学中に、創立70周年の式典が行われたのですが、私は情けなくも、当日欠席をしてしまい、様子を知りません。というわけで、 大変楽しみにして参りました

 式典は、校地内にある鶴翔会館(同総会館)で、在校生が全員出席して行われました。式典自体はごく普通の次第でしたがいくつか、エッと驚いたり、なるほどと納得したりした点がありました。

 一つは、創立に関することです。母校の沿革によると、母校は明治10年に鶴岡変則中学校として開校しましたが、10年ほどで廃校となり、明治21(1877)71日に荘内私立中学校として『同窓会名簿』等に記載されていますが、私は見ていませんでした。

 
 次は、式典に出席された石川真澄校長、廣瀬渉県教育長、皆川治鶴岡市長がいずれも南高の同窓生であったことです。当然ありうることですが、南高の新しい出発の時にあたってメンバーがそろ ったという感がありました。それぞれの式辞、祝辞は格調高いものでした。

三つ目は、40名近い音楽部生徒による歴代の校歌紹介です。四つの校歌が歌われましたが、「荘内中学校之歌」と「鶴岡中学校第二校歌」は初めて聴きました。メロデイやテンポが他とはまた違う特徴がありました。そして、現校歌の時は、袴を穿いた3人の女子生徒が校歌舞踊を披露してくれました。いろいろな学校の式典に行きましたが、校歌舞踊は初めての経験で、感心しました。

今回の記念講演は、3名の同期の卒業生(昭和53年卒)によるパネルデスカッション、「あなたはどういう人生をおくりたいすか」でした。パネラーは現在それぞれ、南フロリダ大、千葉大、筑波大
教授として先進的な研究をしており、南高の輩出している人材もなかなかのものと思われました。

 また、コーディネータはこの中の講師の奥さんで1期上、二人の結婚に至るまでの話は、聴衆の生徒に大いに受けました。

同窓会の方は、総会、記念祝賀会とも「グランド エル・サン」で行われました。総会は70名ほどの出席で、淡々と進められました。その中で、年会費を納入される方が1500 名を下回っているという指摘には、大きなショックを受けました。3万名を超す会員の、5%以下ということです。会費を払って同窓会に関わることは、そのまま母校を支援することにもつながります ので、是非ともご協力をお願いしたいと思います。新たな立場になったということで私がこんなことを申すのは、少なからず身勝手な感じもありますが、関西の卒業生の皆さんに、心からお願いする次第です。

 ついでながら、鶴岡との往復は高速夜間バスを利用し、快適でした。往きは8時20分に梅田を出て朝8時前に鶴岡に着きます。帰りは鶴岡発夜8時です。リクライニングシートで、私はよく眠れました

 以上、130周年記念式典関連の報告です。初めての参加でしたので、やや気持ちの高ぶった、 子供のような報告になったかも知れません。お許しのほどを。

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