会長就任にあたり ご挨拶 
 
 関西鶴翔同窓会会長 斎藤 興哉 昭和35年卒
 

 昭和35年3月卒業の67回生・斎藤興哉です。出身は羽黒町です。

 この度の総会において、本間隆会長のあとをしなさいということで、会長に選出
されました。もとより浅学非才、とてもその任に堪えうるとも思えないのですが
ことの成り行き上、お受けせざるを得ませんでした。歴代会長と同じようには
できないと思いますが、よろしくご支援・ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 お受けして改めて思ったのは、自分の年齢であります。とっくに後期高齢者の齢を超えています。新しい発想など出てくるはずもないのですが、同窓の方々と一緒に語り合いたい、旨い酒を飲みたいと思うのは、ある年齢を過ぎるときわめて自然な気持ちであります。

 
それは決して後ろ向きな、消極的な心情ではなく、大変素直な、人として当然な思いです。
しかも、普段なかなかできないような「年齢差」をクリアさせ、自然と話をさせてくれるのが、
同窓会の一番のよさではないかと思います。

 事実、6月3日(日)に行われた中華料理店「百楽・奈良店」での第31回総会・懇親会も、実に楽しい
一時を共にすることができました。鶴翔会本部から國井英夫様ご夫妻をお迎えし、初めに「進化しつづける」
鶴岡のお話をお聞きしました。参集した会員は30名ほどで、そんなに多くはなかったのですが、各テーブルとも和気あいあいたる雰囲気で、懐かしい話題に花が咲きました。

 私のテーブルでは、お世話になった恩師の思い出から始まり、友達との最近の出会い、昨年から新設された
大阪―鶴岡の直行バス、ブランドになっている鶴岡の旨いもののこと等、話題には事欠きませんでした。
個人的には、母校の将来像に関して、北高の合併(こういう言い方がよいのか分かりませんが)、中高一貫校への改編のことが一番印象に残りました。同窓会として、その賛否等を言っていいのかどうかも分かりませんが、母校が一つの岐路にあることは間違いありませんので、今後とも注目したいと思っています。

 懇親会が終わったあとは、有志で興福寺・国宝館を見学しました。八体の乾漆八部衆立像や板彫十二神将立像など、まさに圧巻でした。

 いささか私的なことを語りすぎました。同窓会の第一の任務は、会員の所在を確認し、会の案内状を送って
「一度出てきませんか」と誘うことにあります。そのために、会員についての情報をいろいろな形で共有していきたいと考えています。

 なにとぞ、よろしくご協力いただきますようお願いし、就任の挨拶とさせていただきます。 

                                     平成30年6月4日