10前後
甘口(並級)           5〜 8
甘口(貴腐ワイン)      13〜15
辛口(中級)          8〜12
辛口(高級)         12〜14
シャンパン(スパークリングワイン) 4〜 7
(単位 ℃)
ボルドー           16〜18
ブルゴーニュ         15〜17
ボジョレー(新酒)     
 13〜15
一般に上級ワインは目安よりもやゝ高め、並級ワインは低めと考えるとよいでしょう。ワインを適温にするのに急激な温度の上げ下げは避けましょう。(風味をそこないます。)
ロゼ
 今回はワインの飲用適温についてお話しましょう。 様々のワインの持っている個性が最もよく引き出され又、最もおいしく感じられる温度はワインの種類によって異なります。

 このことを認識していないとせっかく素晴らしいワインに出会いながら見当はずれの評価をすることになり、もったいないことこの上なしと云うことになります。

 皆さんは 「赤ワインは常温で」 「白ワインは冷やして」 という言葉を耳にしたことがあると思いますが、常温と云っても真夏の日本の室温(25℃〜30℃)を想定したものではありません。これはヨーロッパを念頭においたもので15℃〜18℃位を指しています。

 私たちが夏に赤ワインを飲む時は少し冷やした方がおいしいのです。白ワインは余り冷やし過ぎると味の「ふくらみ」が死んでしまうので注意が必要です。

 ワインの種類によって適温に差が出るのは、含まれる成分の違いによるものでこれに関与する成分は、有機酸(リンゴ酸・乳酸など)、糖分、タンニン、炭酸ガスです。リンゴ酸の多いものや炭酸ガスを含むものは適温が低温側に引っぱられ、乳酸やタンニンの多いものは逆に高温(常温)側に移行すると思えばいいでしょう。ワインの飲用適温を次にまとめてみます。